はじめに・・・
私が初めて「お母様向けの相談のサイト」を作ろうと思い立ったのは、私の息子が中学受験を終えて、東京都内の中高一貫校に進学してまもなくの頃、でした。あれからすでに15年の時が流れました。
当時から、私は「幼児教室マナーズ」の教室にお母様方をお迎えし、真剣に悩みに耳を傾け、共に考え、より良いお子様との関係を模索していました。
でも・・・今から思えば、当時の私は40歳になったばかり、とまだまだと若く、子育ての経験もたった12年間。それに、わが子の幼稚園受験、小学校受験、中学受験と、3つの受験を母親として経験しましたが、いずれも合格をいただく「勝ち組」と呼ばれる立場。
確かに、教育者として経験を積み、毎日、ご両親やお子様達と関わるプロとしての知識も意識もありはしましたが、やっぱり今と比べると、恥ずかしいくらい未熟でしたねえ・・・
幼児教室マナーズを開校し、2012年、平成24年で20年目を迎えました。この20年間、私は「まどか先生」として、本当にたくさんの経験させていただきました。お子様と関わってきた時間、お母様方と関わってきた時間、それらのすべてが、尊く貴重な私の財産です。
そして母親としても、波乱万丈の子育てを終え、昨年、わが子ふたりを社会人として世の中に送り出しました。
このサイトの立ち上げを思い立った当時は、さきほども書いたように「勝ち組の母」であり、誰が見ても、私は公私共に順風満帆、でした。
しかし、それ以降の母親としての15年間は、いやいや、自分でも驚くほどの山あり谷あり・・・でした。「いじめ」「引きこもり」「反抗」「プチ家出」「留年」「突然の大病、大手術」・・・前半12年間の順風満帆の、誰もが羨む子育ては、この後半の問題続きを甘受させるためにあったのだな・・・と思わせるほど、次から次への問題が起こりました。
特に、わが子の大病、大手術では、一度は命を諦めざるを得ない状況で、いったい、どうしてこんなことが起こっているのか?なぜ、この子は死なないといけないのか?と、不条理を何度も恨みました。
しかし、幸いなことに奇跡が起こり・・・命を取り留めたわが子は、今は元気に社会人として生活をしています。まさにこの出来事は、私の「母親として」「人として」の人生観を、完全に変えてしまうものでした。
わが子を思う親の気持ち・・・これほど尊いものはありません。
しかし、ちょっとしたボタンのかけ違いで、親にとっても、子どもにとっても、その「愛情」が厄介な問題を引き起こす・・・
私は、20年間の教育者としての経験と、27年間、わが子を育ててきた母親の心で、悩み、苦しみ、辛い思いをされているお父様やお母様のお役に立ちたい、心からそう考えています。
小学校受験を考え、悩んでいるご家庭・・・
中学受験を前にして、困難な親子関係に直面しているご家庭・・・
より良い親子関係を望みながら、どんどんと離れていくわが子の姿に心痛めているご家庭・・・
微力ながら、この私のサイトがみなさまのお役に立つことを願ってやみません。そして、悶々として一人で悩み、苦しんでいお父様やお母様とお目にかかり、お話を聞き、より良い方向をご一緒に探すお手伝いをさせてください。
一人で悩みを抱え込まず、自分の心を開き、自分の言葉で話す・・・私は一生懸命に耳を傾け、心で受け止めます。きっと楽になりますよ!いつでも、私はお待ちしています。